セルモーター修理

先日愛機”3号機”(92’Estrella)の
セル(スターター)のブラシ交換いたしました。

少し前からたまにスタータースイッチ(セルボタン)押しても
『カチ!』、『カチ!』、と
バッテリー弱くなった時みたいな症状が出始めて
この前とうとう《押し掛け専用バイク》という
まさに《レーサーライク》な
『全く、少しも嬉しくない』状態となってしまったので
毎度お世話になっている【MC FUNNY】さんへ。。。

【SSSC ESTRELLA-SS】 Starter Motor.ブラシ 新品と使用不可(ブラシ磨耗)
【SSSC ESTRELLA-SS】 Starter Motor.ブラシ 新品と使用不可(ブラシ磨耗)

上の写真、
右が新品で、左側が車両から外した物の比較
赤い丸で囲んだブラシ(実際には四角柱な金属部品)が磨り減って
右側なんか完全に無くなってる。
消耗部品なので、交換してやれば元通り、元気になる。

キックではなくセルでエンジン始動させるバイクだと、
走行距離2、3万キロ以上辺りから
こうなる。
実際には『走行距離』では目安にならなくて『使用回数』(何回セルスイッチを押したか)だが。

ウチの【3号機】は92年製、エストレヤの初年度生産なので
年数から云っても、使用頻度から云ってもかなりのもの、
結構『持った方』だと思う。

じつは、【Estrella/エストレヤ】はのセル周りをいじる時に難点が一つある。
それは、レイアウトの関係で、右側のエンジンカバーを外さないと
セルが外れない。
下の写真が、通常の状態(セルはエンジン腰下の一番前の円筒形の物)

【SSSC ESTRELLA-SS】
【SSSC ESTRELLA-SS】Power Unit.

下の写真が、右側のエンジンカバーを外してセルを外したところ

【SSSC ESTRELLA-SS】 エンジンカバー右側&セルモーターOFF
【SSSC ESTRELLA-SS】 エンジンカバー右側&セルモーターOFF

セルモーターの部分がボッコリえぐれてます。

《完全に個人的なツボ》ですが、

『カッコええ!!』と盛り上がりました!

なんなんだろう。 どうして『カッコええ!!』と思ったのかは、自分でも良く解らないのだけど…

きっと、別体エンジンの形もそうなんだけど、
『それぞれの部品や構造が一つになって機械が動く』的なところに
燃えてしまうんではないかと・・・。

また一つ『愛着』を増しました。

ついでに、左側も外したので(セル左側にあるはずのナイロンワッシャーみたいなのが何故か無かったから)
エストレヤのエンジンカバー内部の左右。

【SSSC ESTRELLA-SS】エンジンカバー左側OFF
【SSSC ESTRELLA-SS】エンジンカバー左側OFF

画像真ん中のデカイ丸いのは発電機。

カワサキが、エンジン造形にも拘って造ったBJ250AE型エンジン
見た目だけソレっぽくするための『ダミー』ではなく、
内部レイアウトもこんな風になってます。

やっぱ、『ダミー』ってちょっと萎えるじゃない。
キックが付いてれば最高だったけど、
ちゃんとここまで『仕事』をしてくれたKawasakiさんにエールを送りたいです。

このクラスのバイクって、
250オフロードをベースに
外観だけ《それっぽく》がほとんどだから。

やはり、創り手がちゃんと作ったものは、
《良い物》として世に残ると思いますよ。

自分自身も、一つ一つちゃんと
愛着を込めながら商品を作り上げてゆかなければ!
と気持ちを引き締める。

2015は商品リリース、作品創りに注力していく予定なので
その辺りもお楽しみに・・・。

SS JIN