たまには自分のバイクの事を綴ってみようかと思う。
現在自分名義で所有しているバイクは4台。
所有した順に『1号機』『2号機』『3号機』とナンバーが振ってある。
因みに、一番号機ナンバーが大きいのは『3号機』、
4台(4機)ある筈なのに『4号機』は無い。
一番小さいのは『0号機』だから。合計4機。。。
『0号機』はモスボール保存中。。。
前置きはこの辺にして、今回の本題『3号機』ESTRELLAのはなし。。
このESTRELLA、自分の知る限り、私で3人目のオーナー。
一番最初はY.S.B(ワタシの所属するROCKERS TEAM)創成期に
惜しくも他界した他チームの仲間、故飯塚正大氏と、二人だけのチーム
【BEAT MAKER】のシンちゃんが最初。
その後、前述の通り、『二人だけチーム』のリーダーだった飯塚が亡くなったので
シンちゃんは、故飯塚氏のその愛機でもあり事故機でもあったSRを修復して譲り受けたので
自分のESTRELLAをなかなか乗ってやれなくなり、
大事にしてくれそうな人に、誰か要らないか?と打診があった。
ちょうどその頃、ウチ(Y.S.B)のメンバーでたまたま250くらいで良いの無いかと探している者があったので
橋渡しし、そのY.S.Bメンバーも転職からの転居からのといろいろあってロクに乗れずに手放す事に。
そこで、『一時預かり』のつもりで私が買い取ったのが経緯。
『二人だけチーム』【BEAT MAKER】は『会社の仕事仲間チーム』でもあって、
会社の駐輪場で二人でよくバイクを弄っていたらしい。
このESTRELLAにも、そんな痕跡がいくつか残っていて
私としては、それをムゲにしたくないのもあった。。
そんなこんなはもう10数年も前の話。。。苦笑
その頃の写真探し出してきた。
当時の携帯の『写メ』なので画が悪くてスミマセン。。。
しかも、今回この記事アップする中でこの画像を探すのが
一番手間と時間を食った!?(笑)
とにかくよくオイルを食うバイクだった!?
上からも下からも少しずつ食ってたんだと思うけど、
2ストか!ってくらい減った。
だからか(だからだ)あるとき館山で、あるとき静岡で焼き付いた。。。
幸いどちらも『抱き付き』程度だったのでオイル足して自走で帰還。。。
静岡の時は、行きの東名厚木辺りから異常をきたしてたのに、
なんとか帰ってくるまでエンジン死亡しなかった『根性』に惚れて
『一生面倒見てやるぞ!』と決意。。笑
ある時、友人の実家がある茨城の大子町まで8月の炎天下、
『ずっと下道&すり抜けなし』
という、むしろ荒行の途中で、ふと今のスタイルを思い付く。
因みにこの『荒行』、自発的には絶対やらない感じだけど、笑
結果からいうと、『存外に良かった!』
8月の晴天日で日差しが辛いのと、所要時間が掛かるのを除けば、
●神経的には意外に疲れない。
●風景を愉しむ余裕も沢山生まれる。
●燃費が異常に良かった(今でも信じられないが40km/ℓ走った!)
しかし、それから今までまだ一度も自発的にはやってないけど。。苦笑
また本題に戻って、
車両は’92の初年度モノ。
フレーム、エンジン番号500番台!?
初年度式はもうあまり巷じゃ走ってないと思う。
これも、一度腰上OHしてる。
【ESTRELLA-SS】と名付けたけど、それは後になってから。
コンセプトは、
『エストレヤらしさをシッカリ残した上で旧車の持つ魅力を引き出せないか・・・。』
です。
バイクに乗らない所謂『素人さん』が見たら、エストレヤが『古いバイク』なのか『現代の新しいバイク』なのか
『ソコ自体』に左程興味があると思えないのだけど、
実際に古いのと並べたら、雰囲気も何も、全然違うのは分かると思う。
実際に乗ってる人、所謂『玄人』から見れば、その違いは大きいけども。
『旧車の持つ魅力』を多少なりとも知っている者として、
どうしたらそれを詰め込む事が出来るかに挑戦した感じ。
『旧車の持つ魅力』を『古くて、希少な、、、Vintageで、レアで、プレミアな』モノ
とするなら、
『その人が意識として何をそう思うか』なので、此処では置いとくとして、
物理的に『旧車の魅力を持ち合わせる事が出来るか』という試み。
今回の『3号機』は自分の好み丸出しで英旧車寄りに振りましたが、
外観面も勿論だけど、『乗り味』は最も大事なファクターだと思う。
どうも以前からキャブ(KEIHIN CVK)を疑ってたので
縁あって譲って貰ったCRに換装
エキゾ-ストノート(排気音のカッコいい言い方 笑)も
デカ過ぎず、小さ過ぎず、音質としても良い物をと、
エキパイは当初から付いていた横浜ライニングのステン製に、
トラのスピードツインのサイレンサー(リプロ)
を右側だけ取り寄せて(先方(イギリスの業者)から『次からは左右セットで買ってくれ!』と怒られたというが、別に『半分の値段』ではなかった 笑)
絶妙な長さと確度出しで創って頂いた。(於 MC FUNNY)
因みにEg腰上ブラックアウトは往時の実用車の鋳鉄ヘッドのイメージで
現RAINBOW GARAGEさんにて、
バラシなし、マスキングにてウレタン塗装。
タンクも剥離クリアーで同店で。
この状態でもかなり『イイ線』、
乗り味は強制開閉キャブと昔ならではのサイレンサーで
狙った通りに。
乗り心地や操作性は現代車のエストレヤの水準を守っているので
『誰でも気軽に乗りこなせる』
コレが解ったので次のフェーズに。
アライメント面で『フル規格』にしたい。
もともとエストレヤはホイールサイズF18、R17とワンサイズずつ小さい。
これをF19、R18でついでに前後ドラム化したいと。
エストレヤの場合、逆のブレーキ換装は比較的ラクなのですが
こっちはかなり面倒です。
素直にドラム仕様の車両に乗り換えた方が全然ラクですが、
ワタシはへそ曲がりなのでどうしてもこの車両じゃなきゃ嫌なんです。笑
またMC FUNNYさんに無理を言って出来上がりました。
パッと見、あまり違いが分からないかと思います。笑
凄く苦労してるんですが、『すごく普通』です。笑
フロントは純正ドラム仕様車の物を19インチ鉄リムで組み替え
フロントフォークアウターチューブのキャリパーサポート落とし(コレ地味に面倒でした)
リアは現行250TRの物をドラムパネル剥離ポリッシュ
ブレーキペダル部、トルクロッド部ワンオフ製作
そのほかetc…
結果、
すこぶるイイです!笑
これまた狙い通りですが、
乗り味変わって『クセ』が出ました。
さすがフル規格。
『乗り易い』のは元のノーマルの方ですね。
こっちは『乗って操るのが愉しい』感じかな。
自分のバイクをより愉しめる様に『カスタム』するのが
【SS SPEED CLASSIC】のモットーですが、
クライアントが自分だと、楽なところがある反面
自問自答に陥る時もあり、一長一短。笑
これからも長い付き合いになるはずの『3号機』ですが、
もし巷で見かけたら『ブログ読みましたよ』と
言ってくれなくてもいいです。笑
照れ臭いですから。←本音
散文、乱文
最後までお付き合いありがとうございます。
全てのバイク乗りに幸多からん事を。
SS JIN