T-Shirtsの素材感

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タイトルは『tT-Shitrtsの~』としたけど、これは特別T-Shirtsに限った事ではないのだけど・・・。

【SLAP SPEED】/【HAMATOLA!】で商品を製作するとき、
非常に重きを置いている所の一つ、

『素材感』

ひとつはやはり『素材』そのものの部分である《生地》ですね。

同じ”Cotton100%”でも、
●生地の編み方
●打ち込み度(生地を織る密度)
●織り方
●生地厚
●元になっている繊維の特性
などなど、、、
ちゃんと上げたら結構な数になりそうなのでだいぶ抜粋しましたが、
《生地》の事だけでも様々な要素の上にその生地が出来上がっています。

現在世の中にはかなり多様な物が沢山存在しているのですが
それらの中から、
その商品、モデルに相応しいものを厳選して使用しています。

それと同時に、プリントの載せ方も同じくらい気を使っています。
結果として今までリリースしてきたモデルは
一般的な『油性ラバー』ではなく、【CLASSIC PRINTING】と称するプリント方法を多用してきました。


HAMATOLA! HTS-304 BLACKのプリントをアップで撮影した写真。
生地の表面をベタッと覆っていないのがわかる。
これによって生地感を残すとともに、通気性も確保している。
一般的な油性ラバープリントだと、ベタ乗せしたところは通気性が無くなって蒸れる。
これは着心地も良くないだろう。。。


SLAP SPEED Box Logo T-Shirts WHITEのプリント部アップ写真。
黒の部分の織り目がハッキリわかる。 黒のプリントを『乗せる』のではなく、生地殺さぬ様にプリントしている技法といえます。

厳選した生地感のボディにベストチョイスな技法でのプリント

写真に使った物はワタシの私物で、
ファーストロット(初回生産分)の物です。(超初期型です 笑)
実際にワタシがすうシーズン着込んだものですが
全然くたびれてません。
今後も数シーズン無造作に着て行くと思いますが、
物がしっかり確かなものは、しっかりと使い込んだ風合いが刻まれます。

これが、手抜きな作りだと、『ボロく』なってしまうのです。。

自分が何も気にせず、無造作に、
使い込んだ、着込んだ物を、
ふと見たときに
その間の出来事が思い浮かぶ様な良い風合いになっていたら嬉しいですよね。

そういう物創りを常に心掛けています。

今後も精進しなければ・・・。

道のりは果てし無い・・・。

SS JIN